大腸カメラ検査
〒663-8152 兵庫県西宮市甲子園町9-9
メディカルキューズ甲子園3階
診療時間:9:00~19:00
最終受付:診療終了時間の15分前まで
休診日:木曜日、日曜日、祝日
大腸カメラ検査
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)とは、肛門から内視鏡を挿入し、直腸から盲腸までの全大腸(一部小腸)を調べる検査のことです。
当院の内視鏡検査は、鎮静剤を使用することで、楽にお受け頂くことが可能です。
厚生労働省は最近、がん統計において、男女合計の罹患数1位は大腸がんであり、最近20年間で、大腸がんによる死亡数は1.5倍に増加したことを公表しました。
大腸がんは、早期のうちに診断・治療がなされれば、100%近くの方ががんで死亡することなく助かります。
つまり大腸がんは、定期的な内視鏡検査により予防できるということです。
そのため大腸内視鏡検査は、30~40才の間に一度は受けておくことが望ましいとされています。
大腸がんは、近年発症率や死亡率が増加し続けています。
大腸がんの発症には加齢、飲酒、喫煙、食の欧米化、運動不足といった生活習慣が大きく関わっているとされていますが、ほとんどは良性の大腸ポリープから発生します。そのため、良性のポリープの時点で切除することが大腸がんの予防になります。
大腸ポリープや早期の大腸がんは内視鏡による切除で治療が完了しますが、大腸がんはかなり進行しないと自覚症状が現れにくいため、早期発見のためには症状のない段階で定期的な内視鏡検査を受けることが必要です。
当院では、楽に、出来るだけ苦痛のないように大腸内視鏡検査を受けて頂けるようにすることで定期的に検査を受ける方を増やし、地域の方の大腸がんの発症率や死亡率を下げることに貢献したいと考えています。
日々の生活の中で、ご不安がある方もお気軽にご相談ください。
以下の症状をお持ちの方は大腸内視鏡検査(大腸カメラ)をおすすめしております。
私は千葉県の東葛辻仲病院での修練により、無送気軸保持短縮法という高度な内視鏡挿入法を習得しております。
挿入時には空気をいれず、水だけをいれて挿入します。
大腸を伸ばさないように折りたたみながら、直線的に進めていくため、ほとんどカメラが進んでいく感覚がないまま、大腸の一番奥まで到達します。
当院では検査時に大腸ポリープを発見した場合には、同時にポリープを切除することが可能です。
検査時にポリープ切除をすることで、ポリープ切除のために再度下剤を内服する必要がないことが大きなメリットになります。
ポリープ切除の方法は、cold snare polypectomy(コールド・スネア・ポリペクトミー)という術後出血のリスクが低い方法を採用しています。
ポリープの数が多い、またはポリープが大きい場合には、入院設備のある病院をご紹介させて頂きます。
当院ではクリニック内で大腸カメラ前の下剤を内服することができます。
快適に安心して下剤を内服できるよう、テレビ付きの個室(リクライニングシートを設置)を3部屋ご用意いたしました。
クリニック内で下剤を内服するメリットは、分からないことがあればすぐに看護師さんに聞けること、下剤内服後に自宅からクリニックまで移動する必要がないこと、です。
トイレも3室ご用意しております。ぜひご利用ください。
自宅の方が慣れている環境のため落ち着くという方もおられますので、もちろん自宅で下剤を内服して頂くことも可能です。
当院では胃カメラ、大腸カメラを同日に受けて頂くことが出来ます。忙しい方など、同時に胃カメラ、大腸カメラを受けられることは、大きなメリットになります。
当院では、鎮静剤を使用することにより眠った状態で内視鏡検査を楽に受けられます。
鎮静剤はひとりひとりに合わせて使用量を調整します。
鎮静剤を使用するかどうかは患者様のご希望をお伺いします。
大腸の中を観察する際には、小さなポリープなど微細な病変を見逃さないように大腸を膨らませる必要があります。
当院では二酸化炭素送気装置による炭酸ガスで大腸を膨らませるため、お腹が張りにくく、検査中・検査後のお腹の張り感が少なくなります。
世界的に評価の高いオリンパス社製の最新の内視鏡システム(EVIS X1)を導入しています。
内視鏡の画質もよく、精度の高い検査ができます。
当院では、院内感染予防に特に気をつけております。
処置具は全て超音波洗浄機とオートクレーブという機器によりしっかり滅菌し使用しています。
学会が定めたガイドラインに沿った消毒衛生管理をしておりますので、安心してお受け頂けます。
また、必要に応じてディスポーザブル製品(1回切りの使い捨て)も使用しております。
快適に内視鏡検査を受けて頂くために、様々な工夫をしております。
リラックスして検査を受けて頂くために、音楽(BGM)を流せる設計にしています。
また、検査後はストレッチャーに乗ったまま、回復室まで移動でき安全です。
内視鏡室にはブルーライト(青い光)を導入し、リラックス効果と検査精度の向上に効果があります。
患者様用のモニターを特別に用意しておりますので、検査時に内視鏡の映像をご覧いただけます。
更衣室は男女別です。パウダールームも設置しました。
こだわりが詰まったクリニックになっています。
大腸内視鏡検査は腸内を内視鏡で直接観察する検査ですので、下剤により腸の中をきれいにする必要があります。
検査時間は通常10~15分程度ですが、腸の長さや状態により個人差があります。
ポリープ切除をする場合は、ポリープの数や大きさにより、上記検査時間よりも15~30分程度長くかかる場合もあります。
大腸内視鏡検査の流れは次の通りです。
FLOW1
検査予約
FLOW2
検査前日
食事は、検査食を食べて頂くか、消化が良く大腸に残りにくい食事を摂取して頂きます。
夕食は21時までにお済ませください。
水、お茶、スポーツドリンクは夜間も摂取可能です。
検査に備えて早めに就寝しましょう。
FLOW3
検査当日
FLOW4
検査
アクセサリー、時計などの貴金属類は外してください。
ストレッチャーに横になり、点滴をしながら鎮静剤を注射し、リラックスした状態で検査を行います。
FLOW5
検査後
検査終了後はリカバリールームで30~1時間程度休んで頂きます。
回復後、院長より検査結果の説明があります。
鎮静剤を使用した方は、検査当日は車や自転車の運転はできません。
(税込)
1割負担 | 3割負担 | |
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大腸カメラ検査(観察のみ) | 1割負担約2,000円 | 3割負担約6,000円 |
大腸カメラ検査+病理組織検査 | 1割負担約3,000~5,000円 | 3割負担約10,000~15,000円 |
日帰り大腸ポリープ切除 | 1割負担約7,000~10,000円 | 3割負担約20,000~30,000円 |